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2024/4/25トップページを更新しました


おはなしの喫茶室の本




おはなしの喫茶室のこと


『おはなしの喫茶室』は、物語や本を保管するために、2013年にかくら こう が始めたひとり出版室です。

最初は、お茶の時間にちょっとたのしめる小さな本として、

「カップ一杯ぶんの物語を」

という気持ちで始まりました。

 

夜の底からすくいとった、いびつで、欠けていて、懐かしい手触りがあって、でも、名前のわからないなにかを、ランプの灯で見てみたい。

ふんふんと鼻を近づけて、匂いを知りたい。

耳をあてて、音を聞いてみたい。

 そうしていると、触れられないし見えないけれど、私たちのすぐそばに息づいているかもしれない不思議なものたちの気配を感じます。

そういうものを、言葉や色に換えて、本の形に仕立てる試みをつづけています。