秋のしおがま様その2

塩釜神社からのお散歩つづきです。

塩釜神社のふもとに椅子の張り替えのお店がありまして。

豆本の「コブの涙」の挿絵写真をそこで撮らせていただきましたのです。

それが、下の写真左の格子丸と右の格子図。

元の写真が下です。左は丸椅子。右は椅子の座面の中身でした。

椅子の中身ってこんな風になっているっていうのを知らなかったですし、幾何学模様がすてき。撮る時に光を調整した位で、そのまま絵になってくれました。

なので、挿絵に使わせていただいたお礼に伺った今日でした。


そしてそして、またたくさん写真を撮らせてもらっちゃいました。

それも椅子の張り替えているところ!

職人技ですね!

すごいね!

とてもおもしろかった!

この椅子の座面に牛革を張るところを見せてもらっちゃいました。まず骨組みがシンプルですてきな椅子です。
この椅子の座面に牛革を張るところを見せてもらっちゃいました。まず骨組みがシンプルですてきな椅子です。

たくさん写真を撮り過ぎちゃったのと、(案の定)動きについていけずにだいぶブレたので、スライダーでご覧下さい。笑。まずは革を表と裏に貼るまで篇。

シワやヨレなく、きれいにできあがっていく様子をどうぞ。

角もきっちり。本を作るとき、箱を作る時、角の処理をきれいにできるとうつくしいので、布さばきを要観察でした。
角もきっちり。本を作るとき、箱を作る時、角の処理をきれいにできるとうつくしいので、布さばきを要観察でした。

座面を据える前に、骨組みにできていた隙間を修理。

締める道具がいいですね。木のつやもいいですね。座面のへりの光沢もいいですね。

ねー。

というのが下のスライダー、座面取りつけ篇です。

修理したところの接着剤をお店の前で乾燥。

骨折した足にギブスするみたい。治療中の椅子ですね。

この影がすてき。

折角なので影を愉しむ白黒写真も。
折角なので影を愉しむ白黒写真も。

という社会科見学でございました。

 

作業の間、写真を撮らせてくれて、椅子のことを教えてくださった気さくなご主人。

お店の名前はCHAIR BANKさん。

またしてもお店の外観を撮り忘れましたが、道路に面してすてきな椅子が並んでいるので、塩釜神社前を通ればわかると思います。大雑把な! でもほんとほんと。きっとわかるです。

傷ついた椅子も、上のギブス椅子みたいに、きっと治療してぴかぴかに生き返らせてくれると思いますよー。

椅子を撮ろうと色々動かしてみるご主人の図↓

わかります、その行動。作ったものへの愛情ですねっ。