整体に行ってみたこと

えー。

1月からそこはかとなく根をつめて色々と書いたりつくったりなんだりしていたら、2月には夜に鼻の粘膜がむくんで呼吸できなくて不眠になったり、倦怠感と眠気と熱感がつづいたり、散歩もあまりできなかったのでお日さま不足で全体的に弱り、トドメは東京へ大きなトランクを持って出かけたことでして、ついには右腕がしびれて温度感覚もおかしくなってしまいました。

これか。無理が祟るというのはこれか。

と思い知りました。

元々20年来くらいの肩こりなので、ここ数年は肩の痛みもわからなくなっていたのですが、もうおかしい。首を後屈させただけで痛い。右肩に小さな軽いショルダーバックも掛けられない。「ミドリコ、」の残り26冊分の表紙の穴あけを意地になってまとめてやったのが敗因かもしれない。ガングリオンになるんじゃないかという心配は免れたけれど、これではペンを持つのも大変。

放置できないなあと思って、色々探してみました。

そこで、車で行ける範囲にちょっと風変わりな整体の治療院を発見。

「痛くない、もみかえしがない、問診は左右の手を30秒観るだけ、看板がBARっぽい」

 

整体って、痛そうでしょう。なんか、ありえない方向に関節をやられそうでしょう。

だから、なるべくボディケア的な、リンパドレナージ的な、リラクゼーション的な街のアレでごまかしてきたのです。

しかし、無理よ。ライトなアレでは、もう無理よ、このガラスの右腕(いつからだ)は……。

 

「問診は手を観るだけ、直感で」という不思議な感じで、ちょっと楽しい気分になれたので、その治療院へ。

まず、車を停めると、玄関に院長が出迎えてくれます。(多分普通の治療院、こういうことしない)

そしてネオンな感じの看板のお店へ入ると、床に手をついて挨拶されます。(人生で初めての挨拶の仕方でした)

電話予約だったので、名前の漢字の確認、「どれか合っているのありますか」と見せてくれる。なかなか読んでもらえないし、説明するのも面倒になっていたので、これはとても嬉しかったです。

で、両手を診られて、「どこがどうですね」という見立てを行われ、整体作業に。(主訴を聞かれず!)

身体を動かしながら、いかに変わっているかという説明を受け、なるほどと納得する。

内容は、中国伝統療法の推拿(すいな)整体という方法で全身を整えるというものでした。

私は右側の負担を左側が受けてしまっていたようで、左が全体縮んでいたそうです。

そもそもは腰部からきているということで、ダイナミックに動かされ、強制ブリッジなども加えながら、脚を曲げ伸ばし、引っ張られ、また引っ張られ、はたまた引っ張られ、腰部や下肢が整ったところで、背中から首肩へ。

全身なのですね。筋膜はつながっているから。全身なのですね。どこもかしこも。

「肩はこの動きを忘れているんですよ」と云って回された肩の動き、忘れてるんじゃなくて、知りません、知りませんでしたよ。私の肩はその動きを知りません。

全然痛くなかったかと云えば、そうでもないですけれど(バキバキに張ってましたので)、なんというか、おもしろかったです。

アトラクションみたいでした。すごいな、中国伝統療法。

そして肩から腕の張りが確実に和らぎました。

翌日くらいはまだペンを持つのもつらくて、ひどく薄い筆圧で、風船の糸みたいな文字を書いていましたが、その後くらいからは、しびれもなくなり、肩に鞄をかけることもできるようになりました。

すごい。

すばらしい効果です。

おもしろい。

 

 

「無理だよ、もう無理だって」という身体の声は何度か聞いたのですが、「まだいけるって!」と振り切って駆けた数ヶ月。やっぱり無理だったのです。

「無理だったね、ごめんね」

「だーかーらー!」(宮城県では激しい同意の意)

これからはリラクゼーション的なアレじゃなくて、もうちょっと早めに整体に行こう、と思いました。