本の販売の仕方を考える

毎年、5月を区切りに新しいことへのチャレンジが定まってゆきます。

去年は「初めての展示」でした。

ほかのひとと関わってひとつのものをつくるのは、とてもおもしろい体験でした。

さて、これから1年はなにがテーマになるのかな。

と、いうところで、まずこれは考えたいというのが、「本の販売」です。

 

最初、文学フリマへ、Twitterおはなし手帖でつくった140字のおはなしを、1冊ずつ、手書きの豆本に記して出展したのが、本の販売のはじまりでした。

文学フリマは、つくったものを直接見てもらえるというのが、魅力です。

その時だからの出会いもあります。

自分が好きな文章を書いている方に直接会って、お話しして、なんと知り合いにさえなれてしまうという、ビッグラッキーな場所が、文学フリマ。

東京と岩手への出展はこれからもつづけていきたい。

 

文学フリマ出展のあと、手製本を勉強しはじめて、minneへ出店。

minneは、はじめた当時のほうが、手製本作家さんが多かった印象がありあます。

今、minneのzineカテゴリーは、手製本より、印刷所製本のものが多くなりましたね。

そして数も増えましたね!

おお、こんなに自主制作しているひとがいるんだなあ、と思います。

埋もれちゃう。私、すぐさま埋もれちゃう。笑。

でも、ずっとお買い上げくださっている方からは、どうやら手づくりの本を楽しみにしてくれている気配を感じるので、ありがたいです。

東京文学フリマの広大さが「ほぼ砂漠状態」と思っていましたが、minneだけでの発見に思いを馳せても「ほぼ砂漠」です。

よくぞ砂に埋もれ気味の私を見つけてくれたり、フォローしてくださる方がいらっしゃるなあと、ご縁に感謝するばかり。

このご縁に感謝して、minneでの手づくりの本の販売もつづけていきたい。

 

それでですね。

ただお店をひろげるだけでは、確実に埋もれる。この世の中が広大な砂の荒野なんですね。これがよくわかりました。

私、ものづくりを通して、ひとと関わって暮らしてゆきたい。

ラクダに荷をのせて、てくりてくりと行商したい。

しかも魔法を使える行商人になりたい。

「砂漠に杖をついたら、ちいさなオアシスが広がりました」

ないところに、あるものをつくりたい。

 

今、砂から顔がかろうじて出ているだけのような感覚です。

風が吹いたら埋もれちゃいます。

砂漠に魔法の杖をつくためには、体が全部出なきゃいけない。

 

それで、絶対必要なのが、「ご案内をする」ことだというところに、やっと気持ちがたどりつきました。

はい。

本をつくるのは、どんどんつくれると思うんですけど、「本を売る」のには苦手意識がありました。

つくるのには、お金が必要です。東京や岩手に売りにいくのにもお金が必要。

つくったものをちゃんと売って、お金を回収しつつ次の本づくりに活かす。

このサイクルをつくるために、私に今ある課題が「ご案内する」です。

もしかしたら、「おはなしの喫茶室が本をつくって売っています」というのを知ったら、読んで好きになってくれるひとが、いるかもしれない。日本には結構ひとが住んでるから。

そして、たぶん、そのひととは感性が似ているから、私はそのひとと好きなものが似ているんだろうと思うんです。

そういうひとを発見するのは、なんだかずいぶん楽しいことです。

 

そんなわけで。

今年は意識して、「ご案内」してゆきたいと思います。

「方向性がおかしいぞ! 大丈夫か?!」と感じられたときには、メールでご一報いただけると助かります。笑。

 

そこで。

いろいろ考えた結果、とりあえず、「おはなしの喫茶室」の販売スペースを整理しました。

カテゴリー分けが大好きなので、まず「手づくりの本」と「製本所でつくる本」を分けました。

「おはなしの喫茶室」から発送するのは「手づくりの本」だけにしました。

製本所から直接お客さまへ届いたほうが、途中の送料分を少し価格ダウンできるからです。

製本所からの「発送料+本体価格」が「イベントでの販売価格」とおおよそ同じになるように設定しました。

minneでは「手づくりの本」のみの販売にしようかと思います。

製本所でつくった本も、必ず初版は「限定手製本」をつくりますね。

 

という、予定です。

以上、自分への約束ですね。

なかなか、長々な文章になってしましました。

ここまで、おつきあいくださり、ありがとうございます。