先週末、仙台の藤崎にすずめやさんが出展販売されていました。
手製本で身を立て、ご自身が暮らしたいと憧れたイーハトーヴに移住された、思いと行動が一貫した格好いい方。
そういう印象をわたしはすずめやさんに持っていて、実際に本の並んだ光景を拝見したいとずっと思っていた手製本ノートの作家さんです。
なかなか県外へ行かれないので、今回仙台に来てくれてとてもうれしくて、本当にすずめやさん、藤崎さん、ありがとうございます。
ずらりと並んだ淡い色彩でとりどりのノート。
アクリル絵の具で描かれた表紙は一点一点表情が異なって、紙へのにじみ具合がとてもきれい。
見ているだけでうれしくなりました。
今回、わたしがお目当てに伺ったのは、宮沢賢治のテキストをアルファベットで書写したノートと、イーハトーヴの葉っぱをそのまま模様にしたノート。
手と心臓は繋がっているイメージがあります。
手書きの文字は、そのひとの身と繋がった、こぼれ落ちた、かけらのような気がします。
命の火、温度が文字に宿っているような。
実際、書写された手製本ノートを拝見して、お迎えするのはやっぱり書写ノートと感じました。
銀河鉄道の夜を書写されたノートが平積みの上にあったのですが、すずめやさんが、下の方から、『かぐや』という月のクレーターが施された紙を使ったノートを見せてくださって、そのクレーターと絵の具の相性の良さに一目惚れ。
『かぐや』は大好きな紙ですし、表紙に書写されていたのは『星めぐりの歌』。これは僥倖。
使うのがもったいなくもありますが、しっかり使いこんでこそノート。
なにを書いていこうかな。



