招待状を受け取りました。
初めて行く温泉地です。
開始:2021/3/14
2023/5/28登録:2023/5/13にこっそり手帖に登録した『よい魔女』をもとに調理をはじめました。
2023/5/31更新:テキスト修正
どこかにいるかもしれない人
どこかにあるかもしれない町
夜の底からすくいとった小さな物語の断片を200ほど集めた本です
2011年5月、Twitter@ohanasitechoでちいさなおはなしの発信をはじめました。
2019年1月までに約800のおはなしをつぶやきました。
この本にはおよそ200作を選び、加筆修正し、7章にわけて収録しました。
「夜を歩く君へ」「月と砂漠へ焦がれる」「そのとき海の音を聴いた」「猫偏愛の」「地図のない町を歩く」「その国へ渡る切符を持っている」「青に捧ぐこと」
◆2019年5月30日販売開始
◆価格:1111円(税込) 配送料:BCCKS内規定に準ずる
◆128ページ・新書判
◆印刷・製本・配送:BCCKS
◆Book Loversに出展します◆
MOTOYA Book Cafe Galleryさんで開かれる、本好きの人が、本好きの人のために作るブックイベント『Book Lovers』に参加します
装丁に凝った手製本、絵画・写真・文芸などの作品集、ブックアート作品、絵本、zineなど、「本」をテーマに、それぞれの表現で作った「本」たちが集まります。
オンライン展示もあります。
ご無理のない範囲でお楽しみください。
_________
2022 /3/3(水) ~ 3/27(日) ※月曜・火曜 お休み
13:00~20:00 ※最終日は18:00まで ※入場は閉館の30分前まで
〒151-0061 東京都渋谷区初台2-24-7 MOTOYA Book Cafe Gallery
Day01_黄昏
西向きの部屋で縮こまっていたら、鳥がやってきて、「サイダーを用意しなさい」と私の頭をつつく。
「グラスには氷をたっぷり。ほら、ミントも浮かべなきゃ。さあ、窓を開けて」
ぬるい風がカーテンをゆらす。
宵の景色をグラス越しに見れば、まるで海底から見上げる水面。
ひとくち、鳥のサイダーを飲めば、私の吐く息はすこぶる重かったはずなのに、みるみる軽い泡になって逃げてゆく。
鳥は窓枠で胸を張った。
「嫌なことなど、はじけてゆくでしょう?」
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Day02_金魚
ふた駅向こうの街の人らがあんまり嘘をつくので、神さまがいたずらして、嘘をつくたび、口から金魚が飛び出るようにしたらしい。
そう聞きおよび、鳥と見物に行った。
真っ赤な尾鰭がひらひらと、とてもきれいにいくつも宙を泳いでいた。
街のひとはみんな嘘に慣れていて、次々金魚を吐いて、いっそ楽しそうだった。
噴水前のベンチで様子を見ていたら、そのうち、嘘をついた人が金魚になって、金魚が人間になって、すっかり入れ替わってしまった。
うっかり嘘をつく前に、私たちは街を離れた。
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Day03_謎
今朝、起きたら右の頬に鳥の足跡が残っていた。
昨日は左の頬にあった。
思い返すと、ちかごろ毎朝、頬へ足跡がつけられている。
「なぜ私を踏むの?」
尋ねても、鳥は猫動画に夢中なふりをして答えない。
今度はその足を捕まえてやろうと思う。
______
Day04_滴る
「雨はすごいですねえ、神さまの高さから飛んでくるんだもの。どんな羽を持っているんでしょう」
びりっと窓をふるわせる雷を怖がりながら、鳥は雨を褒める。
鳥は、自分が飛べない場所はみんな『神さまのいるところ』と信じている。
以前、こんな問答があった。
でも、鳥のいるところにだって、神さまはいるのじゃないかな。と、私。
だって、見えないし、聞こえません。と、鳥。
見えなくて、聞こえないものじゃないかな。と、私。
お互いにハテナを浮かべていたことを思い出しながら、ベランダの風鈴を外して、鳥の前にぶら下げた。
風鈴から滴る雨粒を、まるで神さまが触れたものであるかのように、鳥は見つめた。
______
Day05_線香花火
窓辺でビールを飲みながら書き物をしていたら、星がパチパチっと火花をまとって、とろり、溶けて落ちた。
ひとつ、ふたつ、みっつ······
星々の線香花火。
鳥を呼び寄せた途端、空はぴたりと静かになった。
「今、星が花火みたいになってきれいだったんだよ」
「どの星座も、いつもと同じようですけどねえ」
「ほんとうなんだよ」
「まあ、星は星で、きれいですけどね」
ちらり、と鳥は350cc缶を見やって、視線で酔いをほのめかした。
たった5%のアルコールなんかでは酔えない。
上弦の月が我関せずと冷ややかな態度である。
_____
Day06_筆
鳥が尾羽に絵の具をひたして、壁に絵を描いた。
なんだかよくわからない絵だ。
わからないってなんだろう。
嫌いとも苦手とも違う。
わからないけど好きっていうこともあるけれど、そんな気はしない。
ただなんとなく気になるような。わからないから気になるのか。
出目金にも、雨の窓辺にも、夕暮れの群青にも見える。
「とどのつまり、これはなに?」
そう聞いてしまいたいけれど、降参するみたいで困る。
______
Day07_天の川
鳥が帰ってこないから、窓を開けたままにしている。
鳥には鳥の約束があるのだという。時々、ハタハタっと飛んでいって、遅くまで戻らない。
冷蔵庫が鳴っている。
ひとりの夜は、足もとがぜんぶ透けて、宇宙へ浮かんでいる気がしてくる。
未発見の、名前のない星になったような頼りなさ。
ハチミツコーヒーを飲むべし。
______
Day08_さらさら
今夜も鳥が帰ってこない。
来し方行く末を語らない鳥だ。
ある日とつぜん、台所の窓から飛びこんできたのだっけ。
今日も明日もここにいると思っていたけれど、もちろん約束なんてしていないし、するつもりもない。
だから、私が一緒に暮らせるのは、やはり鳥だ。
犬のぶ厚い愛情には耐えられない。応えきれず、私は家を出るだろう。
猫には喜んでかしずいてしまう。こんな不在があったら、心がぶるぶる痙攣して息もできないだろう。
鳥は、風と同じ。捕えておこうなんて考えない。
あれは羽があるから、私では届かない梢をゆらす生きものだから。行くも帰るもお好きにどうぞと、私が平気を決められるのは、鳥くらいだ。
なのに、なんども砂時計を逆さに返して、時間を数えている。
さらさら、砂つぶが流れて、ますます冷蔵庫の音がよく響く。
_____
Day09_団扇
ひんやり、おしぼりで目を隠されて休んでいた。
私は目隠しされているのに、白い手が団扇で風を送ってくれているのや、襖の向こうで大人たちが何事かを深刻そうに話し合っているのを知っていた。
油蝉がなにもかも焦がすように鳴くものだから、とうとう襖が燃え始めた。大人たちも燃えあがり、その中で鳥がばたついているのがわかり、私は鳥を助けなければと思った。
そこで、羽ばたく音が聞こえて飛び起きた。
叔母の葬儀は真夏だった。あの白い手は叔母のような気がする。叔母の顔を思い出せないのに、金魚すくいの時の、浴衣から出た白い手首を覚えている。
油汗が流れて、喉がひりひりと痛んだ。
左頬をなぞると、鳥の足跡があった。
鳥が水を飲んでいた。
「おかえり」
私の声がかすれて聞こえなかったのだと思う。鳥はお気に入りの棚へ飛んで身づくろいを始めた。
_____
Day10_くらげ
鳥が不在のあいだ、私も友人と海へ行ったのだけれど、くらげに刺されてしまった。
今日になってその皮膚が青く透けてぷるぷるとふくらんできた。
「ゼリーみたいですね」
鳥がつつくと、破れた穴から、ぬらり、青白いくらげが現れて、網戸をすり抜けて逃げて行った。
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Day11_緑陰
太陽は夏になると地球へにじり寄ってくる気がする。
あまり近づかれると生きていられない。
石の街、蜥蜴一匹、這う私。
真昼の信号待ちは、点字ブロックに真っ黒く焦げついてしまいそうだった。蝉が鳴いているのか、耳鳴りがしているのか、わからなくなった。ビルの影にオアシスの幻が重なった。
緑のしたたる川辺がいい。
週末、鳥を誘って森に行こう。
バスケットにはラムネとポップコーンを用意する。
_____
Day12_西瓜
電線上、鳥が、カラスから何かを受け取るのを目撃した。
ちらり、鳥はこちらを見たのに、見ず知らずな冷たい顔をして、そっぽを向いた。
なんだかとっても傷ついた。
帰ってきた鳥は、昼間の冷たい態度なんてなかったような様子だった。それにもちょっと傷ついた。
私の前を飛ぶとき、鳥が西瓜の種を落としたので、声をかけたら、あわててくわえて行ってしまった。
_____
Day13_切手
私と鳥はそろって、外国の古い切手が好きだ。
それは時も場所も、ここから遠い。
見知らぬ人々が送った手紙について、切手の図案を眺めて想像を語り合う。
交わす声の空白に、ふと思いついて尋ねた。
「いつか、君が別の人と暮らす時、手紙を書いてもいい?」
鳥は毛をすん、と、逆立てて、棚に隠れてしまった。
_____
Day14_幽暗
やっと鳥が棚から出てきた。
テーブルに降りるなり、西瓜に嘴をざくざくと立てた。
私が謝ると、ぐん、鳥は首を伸ばして言った。
「いいんです。あなたに悪意はないのでしょう。あなたにあるのは、現実。僕とあなたの世界との関わり方の違い」
「でも、その言い方は、棘があるね」
「ええ。まあ、葉っぱを葉っぱのまま食べる人だなあと思いましたから」
「どういうこと?」
「人の言葉でなんと言うのでしたか。実も鍋もない? 心臓にイラクサが生える?」
「ああ、なんとなく。はい」
「もしも、別の鳥と暮らす時には、あんな風には言わないであげてください。いつでも目の前の鳥だけって顔をしてあげてください。あなたは変に正直だから、難しいかもしれないですけど」
「気をつける」
「そうしてください。鳥のハートの取り扱いには注意して」
まじめくさって言って、鳥は種をひとつ羽に隠した。
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Day15_なみなみ
コップになみなみとサイダーをそそぎ、ゆらゆらゆれる気分を溶かして、泡がはじけるのを、じっと見ている。
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Day16_錆び
小雨のなか、鳥と散歩に出た。
ひとのいない公園でブランコがゆれている。錆びた音がする。
「まるでこの世の果てに来たようですね」
どことなく、嬉しげに、鳥が言った。
「そうだね」
なんとなく、嬉しく、私は応えた。
この世の果て、傘の下は、ふたりだけである。
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Day17_その名前
私は鳥の名を決めないし、鳥も私の名を知らない。
ふたりである限り、それは必要ない。
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Day18_群青
いつだったか、鳥が壁に描いた絵がある。
いさぎよい群青の一本の線が、空と海の境に見えてきた。
鉛筆でカモメを描き添える。
「これは、私」
つぶやくと、肩甲骨から翼がむくりと起き上がる気がした。
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Day19_氷
夏の月は溶けてしまうことがある。
町内会では、もしもの事態に備え、月齢ごとに当番を決め、各自の冷凍庫でスペアの月を製造している。
それをアイスとまちがって食べたため、宙に浮かんで降りられないのである。頭が天井につかえている。
「一緒に飛べるとはね」
鳥がハタハタと周りを飛んでいる。
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Day21_短夜
私の仕事は、〈途切れた夢〉の収集。
夏の夜の明け方には、結末のない夢がそこかしこに浮かんでいる。
網で捕獲した夢は、白紙の本に挟む。だんだんに夢はページに沁みこんで、色に変わり、図案に変わり、文字に変わる。一冊まとまると、社へ提出する。
短夜の、フィルムのヒトコマだけのような夢には買い手が多いと上司が言っていた。
夢との対話を嗜む人がいる。彼らはほんの切れ端だとしても、夢を執念深く追いかける。時々、パジャマ姿の彼らと、途切れた夢の捕獲を競争することがある。おおよそ彼らは寝起きでふらついているので、私が負けることはない。
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Day22_メッセージ
画集を眺めていると、鳥が、気に入ったページに羽根を落としてよこす。
あとになって、栞となった羽根を見つけるとき、うつくしいものを惜しみなく讃える羽ばたきの、軽やかな明るい音がページからあふれて聞こえる。
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Day23_ひまわり
暑さに耐えかねた人々が、ひまわりとなる現象が話題になっている。
スーツを着たひまわりが、いくつもアスファルトに倒れて焦げている。
わからなくもない。鮮やかに、華やかに、ひまわりになってしまいたい。
「私もひまわりになるかもしれないね」
「そうしたら、僕が種を食べてもいいですか」
鳥の嘴がするどくつややかで、ついばまれたらひどく痛そうである。
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Day24_絶叫
外を眺めていると、みんなオセロゲームをしているみたいだ、と感じる。
白を黒に変えるのも、黒が白に変わるのも、その数を競うのも、苦手だ。
内に鳥といると、私達は白にも黒にもならないでいられる。
ここは、絶叫の渦のなかのただひとつ静かな場所に思える。
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Day25_きらきら
細い路地の奥で、光の屑が柱のように立っていた。
屑のひとかけらずつが、忘れられた誰かの声の一部なのだと、鳥が言った。
夜明けに砕けた、夢の破片と似ている。
こんなにも忘れられた声があるなんて。
かけらになった光からは、もとの声を推察することが難しい。
ささやきを更に小さく、刻まれた言語が混ぜこぜに、まるで幾何学模様の万花鏡。
そこに重要な真実があるように思えて、目を閉じ聴覚を研ぎ澄ましても、耳は遠くのサイレンを捕まえるばかりだった。
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Day26_標本
鳥と私の遊びはささやかに無限だ。
からの標本箱をあいだにして、空想の植物について語り合う。
あえて、ひそひそと、世間には秘密のこととして、まじめに議論し、記録は残さない。
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Day27_水鉄砲
青天、道端にオモチャの鉄砲が落ちていた。
ひまわりに向けて、バン。
プラスチックの引き金をひく。
すると、
ドッ。
と、空から雨がひとかたまり降ってきた。
________
Day28_しゅわしゅわ
「コップにサイダーを汲んでください」
めずらしく鳥が頼んできた。
透明なコップの前に佇んで、はじける泡を眺めている。
「なにか嫌なことがあったの?」
「いいえ」鳥は尾羽をしゃんと立て、
「とてもきれいだから。ただそれだけです」
やたら胸を張って答えた。
________
Day29_揃える
こっそり、鳥の羽色と同じ色のインクを買った。
手帳に綴るたび、私も空を飛ぶ心地である。
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Day30_貼紙
『ラムネ冷えてます』という赤い文字に誘われた駄菓子屋に、私の鳥そっくりの鳥がいた。
暗がりの鳥篭で、行儀よくかしこまっていた。
他人の空似、他鳥の空似だろうか。
ラムネを飲む間、よくよく観察したが、確信が持てなかった。
鳥はときどき優雅に身繕いするのだった。
夜、風鈴をかすめて帰ってきた鳥は、まっすぐ棉の寝床におさまった。
「今日はどこに行ってたの?」
私が尋ねても鳥は答えず、小さな頭をからだに埋めて目をつむった。
「明日、祭りに行く?」
ちょっと大きめの声で尋ねると、目を閉じたまま、鳥は「ハイ」と返事した。
この鳥は、ときどき耳が遠くなる。ただ、遠くなるだけだから、私は気にしない。絶対、気にしないのだ。
____
Day31_夏祭り
どどん。
空に花火が爆ぜた音に驚き、鳥が私の肩から落ちた。
ぱらぱらぱら、と火花が散って、肩に戻る。
「たまやー」
小さな声で云ってみる。
夏が過ぎてゆく。
ひるる、どどん、ぱらぱらぱら。
一分が、一秒が、こぼれ散って、消えるのか、積もりゆくのか。
砂時計なら逆さにして繰り返せるけれど、世界は色を変えて巡れど同じ場所には戻らない。
明日も明後日も肩に鳥が止まる、とりとめもない日々を暮らせますようにと願うだけなら、私も私を咎めやしない。
ひるるる、どん、ぱらららら。
「たまやーとは?」
鳥が訊いてきたので、「願いの掛け声だよ」と教えておいた。
架空の人物やお店の物語を名刺へ綴るシリーズ
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猫に踏まれる型録
こんな本をつくりました
奥のちいさな台所
こうしてつくっています
お客さまのお席
ご試食いただけます
こっそり手帖
ときどき書きます
伝書鳩箱
鳩がメッセージを承ります
岩手県盛岡市にあるギャラリーCyg art galleryさんで催されるART BOOK TERMINARU TOHOKU2021へ参加します。
東北にゆかりのある作家さんたちの本がたくさん集まる催しです。
おはなしの喫茶室では、
『泡沫日記』『おはなし手帖』『エンゼルドーナツ(新作)』を出展します。
(エンゼルドーナツは、5種類のドーナツからお選びいただけます※本文はすべて同じ)
お近くの方はぜひどうぞ。
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【会期】
2021年7月31日(土)〜 8月31日(火)
11:00〜19:00/会期中無休
※新型コロナウイルス感染拡大の状況によっては、開催方法が変更となる場合もあります。
【会場】
Cyg art gallery(シグ・アートギャラリー)
〒020-0024 岩手県盛岡市菜園1-8-15
パルクアベニュー・カワトク cube-Ⅱ B1F ※7月1日移転オープン
*Cyg online shop 作品は、オンラインでも販売予定とのことです。
みんなで同じテーマでペーパーをつくり、一斉に配信する企画『ペーパーウェル』に参加した、『マスクに吸いこまれる彼女の声』
8月開催のちょこっと文芸福岡さんの折本フェアにも参加します!
『彼女の小さな声』と『私のポンコツの耳』によって姿を変える町の様子をお楽しみください。
8月21日からセブンイレブン・ローソン系列コンビニエンスストアにてネットプリント開始予定です。
1)長辺で折ります
2)短辺の真ん中で折ります
3)点線で折ります
天に浮かぶ島に住んでいるウサギのピピが
かわいい豆本や不思議な物語をお届けします
◆◆◆お預かりする本
『白鷹の十字星』
紅茶で頁を染めてアンティークの風合いを出した、ハードカバー仕様の豆本です。
「十二の星の物語」の第一巻目。
とある寺院で夜空を眺める少年が異世界の星座の物語を語ります。亡き師をしのびながら。涙をこらえながら。願いを込めて語ります。
『岩窟の寺院の物語』
紅茶で頁を染めてアンティークの風合いを出した、ハードカバー仕様の豆本です。
とある寺院に住まう導師セイリエンとその弟子たちの物語。
五巻シリーズを一色ずつ出品します。
赤:長男 水色:次男 緑:三男 黄色:四男 青:末っ子。
お好きな色をお選びください。
感染拡大防止へのご協力のお願い
◆中庭は空に突き抜けています。棚のあるスペースの戸を開放して換気を実施します。
◆マスクを装着しましょう。
◆本や作品に触れる前後で手指消毒を行いましょう。
◆スペース内では一名様までのご閲覧でお願いします。
(おひとりが入れば満員になる空間です)
コンビニネットプリントではカラー版を印刷できます。
期限:2021/01/07まで
A4/60円
セブンイレブン:95607715
ファミリーマート:C8J7NRTTLQ
「あのね あさになったら ププがりんごになってたの」
森の館で療養するちいさなルル。
双子の弟がいなくなってしまったと途方に暮れる。
ルルを世話する侏儒は知っている。
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そして、ある日、ルルがいなくなってしまった……
大切なひとを見失ったとき、あなたはどうしますか?
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◇表紙:銀・赤箔 本文:インクジェットプリント 二色刷り
◇毒のような苹果にまつわる仄暗い幻想譚
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ネズミがお勉強するのにちょうどいい ちいさなノートです
人間のかたにもおすすめです
子年の秘密を書いて誰かのポケットへ投げこんだり
たくさん並べてドミノ倒しをしたり
猫神さまへのお供え物にしたりできます
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◇横31×縦40×幅8mm
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「あなたたちのお父さんは雨の日にさらわれたの」
……白い悲しみの世界に暮らす母猫
……父猫の面影を探す坊やの猫
……坊やと同じ白と黒のまだらの雄猫
「雨の匂いは 空をすくった匂いなのさ」
「ちがうよ 世界の底の匂い だよ」
路地裏の椅子の下
雨やどりする猫たちの ちいさなおはなしです
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◇手製本:ホッチキス製本
◇インクジェットプリント 本文カラー
◇全16P
◇横53×縦72mm
◇令和2年2月22日発行
¥200
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自分の力で未来を形づくることを応援する会です
手は心とつながっています
あなたの手が生む〈未来を覘く窓〉
それを叶えるために必要な要素をアンシェントメモリーオイルで紐解きます
あなたにはどんな夢がありますか?
それはどんな色で
どんな形で
どんな匂いでしょう。
夢の叶った未来。
そこに広がる世界を生み出すのはあなたです。
さあ
あなたの未来を覘く窓をつくって
夢を叶える助けとなるオイルを選びましょう。
◇夢の叶った未来を覘く窓をコラージュボードで作成し、願いを叶えるといわれるアンシェントメモリーオイルで、そのために必要なブレンドオイルを調合します。
心の目でしっかりと未来を捉えて、あなたの力で夢を叶えていくための会です。
あなたが夢を叶えた未来の世界をコラージュボードとしてつくりましょう。
のびのび自由に!
生き生きと動く手は、あなたの心とつながっています。
具体的に視覚化し、いつも目に見える場所へ飾ることで、意識をぐんぐん夢へ近づけましょう。
◆ペンジュラムで選ぶ
あなたの最も頼りになるアドバイザーは、本当に必要なことを知っている〈内なるあなた自身〉だと
言われています。
〈内なるあなた〉と対話するための道具としてペンジュラムを使い、夢を叶えるために必要なオイルを選びます。