豆本のためのInDesign

InDesign始めました。

マスターブックというものを手引きに。

画面を広げて第一印象、無人島の砂浜に立って海を相手にする気分。

一般的な現代日本人(幼少時ボーイスカウト経験なし)がサバイバルブックを片手に火を起こし始める感じですね。

そして最初の最初からまちがいました!

 

豆本作成の記録の一環に、どこかにいらっしゃるかもしれない私と同じ「冒険の初心者」が同じあやまちにひっかからないように記したいと思います。

 

今回はA4Y目(紙の横方向へ対して繊維が平行)の紙に両面印刷で32Pの本をつくる予定。

 

新規ドキュメントの作成、ページの「カスタム」設定がある所で思い違いをしました。

 

「ページの設定」があったので、つまりカスタムで原寸1ページ相当の縦×横mmで設定すれば、あとはブック機能でA4の紙におさまるようにページをいれこんでくれると思ったのが、大間違いでございました。

 

ええ、そんなことまでしてくれません。泣。

 

A4の紙で印刷してみると、あれや不思議(Indesiggnにしてみれば不思議でもなんでもない)な状態で現れてくるではありませんか。

印刷の設定をあれかこれかと変更してもどうにもならず。

 

気づいたのです。

 

面付けした画面を用意するしかないのだと!

面付けというのは、紙を重ねて本の形にした時に、きちんとページ順になる(大事)になるように、P1の裏はP32、P2の裏はP31…と両面印刷できる状態でページを組み替えておくこと。

 

なので。

 

ページ設定はきちんとA4。

四段組みにして。

定規ツールでガイドを引き、16分割しました。

そこへ縦組テキストフレームを16当てはめて、ノンブル枠も横組テキストフレームで当てはめて。

それを2ページ分つくります(これで豆本32P)。

両面印刷した時にP1の裏がP32になるように、ノンブルを打っていきます。

そうして「印刷設定:紙の方向は横、短辺綴じ」で両面印刷すれば、豆本の面付けされた用紙です。喜。

 

ガイドに沿って切ってみれば、なんと裏表ずれもなくきちんと豆本。

 

うれしい。

 

そうなんですね、InDesignは豆本の面付けまではしてくれないけど、作業はとても楽だし、まめまめしく正確。

 

たぶん、私のようなまちがいを犯す方はあんまりいないと思うんです(経験上)が、どこかのだれかの「おっといけねえ、やっちまうところだった」が防げますように。

 

ひとつ今回よかったのは、最初に1ページずつつくってどうにか印刷してやろうとpdfにまでしてしまったので、そのpdfが台割(P1には文章のここまで、P2にはここまで…というようにページあたりの内容を決めるもの、かな?)の役目を果たしてくれたというところ。

次回も豆本くらいの文書量なら、この手でやれば私の頭は混乱しないで済むと思います。意固地な怪我の功名なり。