おはなしの喫茶室は物語を本に仕立てるひとり出版室です
【おはなしの喫茶室へのご案内】
道は目蓋の裏に伸びています
砂嵐が渦を描くその先に
緑を隠した砂丘が見えてくるでしょう
青暗い空には 猫目の月がふたつ
緑をのせた風の吹く方へ進んでください
やがて貝殻と化石を砕いた細い舗道があらわれたなら
靴音にご注意を
金色の魚が立てるかすかな水音を聞き逃さずに
おはなしの喫茶室は青く光る泉のほとりにあります
【こんな方におすすめです】
でたらめ
いびつ
欠けたもの
ゆがみを 嗜好する めずらしい方
夜の底から掬いとった言葉を
皿へならべて
コーヒーにとかして
味わいたい方
2020年は毎週のように海へ通いました。
波打ち際の泡が生まれては消えてゆく。
波の寄せる大きな音のなかではじける、泡のかすかな音に耳を澄ませていました。
泡沫とは、あわや、取るに足らないちいさなこと。
自分の存在がただ一時の泡沫のようなもの。
忘れっぽい私の記憶も、なんだか泡沫のようなもの。
そんなことを考えるようになりました。
ひとつの泡として、物語をつくって、本をつくって、過ごしてゆきたいと思います。
さて、海に通った昨年の日々、貝殻をよく手にしました。
貝殻は海の物語を教えてくれる気がします。
砂浜で睡る貝殻の綴る夢をイメージして、文庫本カバーを作成しました。
夢見る彼方まで、しっかりと歩いてゆけますように。
そんな願いを込めたプレゼントです。
モノクロのダウンロード版と、カラーのネットプリント版をご用意しました。
よろしければ、どうぞお使いください。
コンビニネットプリントではカラー版を印刷できます。
期限:2021/01/07まで
A4/60円
セブンイレブン:95607715
ファミリーマート:C8J7NRTTLQ
2020年11月21日から開催されるペーパーウェル05配信に参加しました。
またたびゆかば またたびおいで
大好きな〈あの子〉に会える、とある温泉郷の「おはなし折本」と「おみやげ栞」をご用意しました。
セブンイレブンのネットプリントは11月28日に終了しましたが、pdfデータのダウンロードを継続中です。
2021年の猫の日まで配信します。どうぞごゆっくりお楽しみください。
いつかの眠りで見たけれど、あなたが忘却の部屋にしまった夢の小箱です。つじつまの合わない夢の世界を。
このサイトは「かくら こう」の作成した本の管理と販売を行います
サイト内の文章・画像の著作権は作者に帰属します
無断転載使用は固くお断りいたします