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緑街◇新装版


暮らしてみませんか?

ここはひとが植物になる街です。

種を植えられた人間が植物と化しながら暮らす雨ヶ崎植物研究所、通称〈緑街〉

すべての住人が自由意志で移住を選択したなか、キイだけは、最も大切な人物に騙されてやってきた。月へ触れようとして梅になったフウコ。腰から下が地面へ根づくマダム・ピアノ。耳から花を垂らすギター弾きのミヤコグサ。両腕の代わりに、羽根のとうな枝を得たアオキ。亡くした子と夫を胸に抱きつづけるウキシマ。隔離された森にひとり生きるシェーレグリーン。

さみしさがさみしさを理解する。欠けているから、おぎない合う。

無気力に、ベッドで植物になることを待とうとしたキイだったが、緑街の住人たちと関わるうちに、なにかが変わり始める。

◇新装版2018年5月3日発行◇文庫判 170ページ

◇イベントなどの販売価格¥1200円 /  製本直送com価格¥980円



アカパナの手紙◇通常版


「お願いです。おねえさんの探偵事務所で、おとうさんを探してください」

手紙だったら素直になれる? 

ぶきっちょ家族 ここにいます。

町には〈アカパナパン〉と呼ばれるとびきりおいしいパン屋があります。

なんでアカパナパンなんて呼ばれるかっていうと、パン屋の主人は代々真っ赤なピエロの鼻だからです。その鼻はものすごく優秀で、三軒離れた家の夕食の調味料だって嗅ぎわけます。そういう鼻で上質の材料を選び、極上の焼きあがりを嗅ぎとるのです。アカパナの家には娘がふたりいます。妹は奥さんに似たかわいい鼻。長女にはアカパナが伝わりました。アカパナのせいで長女はいつも男の子たちにからかわれてしまいます。

「自分がこんな赤くてみっともない鼻をしているのはお父さんのせい」

長女はアカパナのお父さんとケンカして、家を飛び出し、停泊する船に乗りこみました。お父さんはというと、酒場で呑んだくれ、あやしい人物と契約を交わします。それは「雲と引き換えに、長女のアカパナを普通の鼻に治す」というもの。

長女は船に乗せられたまま東の大陸に、お父さんは西へそびえる世界一高い山を目指す旅に、それぞれ向かうことになったのです。理由もわからないまま残されたお母さんと妹のもとへ、ふたりからの手紙が届き始めて、それぞれの時間が紐解かれてゆきます。

 ◇2017年10月6日発行◇全四章「アカパナパンの食べ方」「店主の手帖」収録◇文庫判72P ◇イベントなどでの販売価格¥800円 / 製本直送.com価格¥750円