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4444

どうにも調子の悪さ、うつうつとした、よどんで、どこにも行かれない感じがつづいていました。

ストレスや悲しみを感じないように感覚を鈍くさせていたのだと思います。

感覚を鈍くさせるとき、負だけ、陰だけを鈍くさせることってできないんですね。

楽しいと感じること、おもしろいと興味を持つこと、心からなにか沸き立つような感覚、そういうものもすべて蓋される。

それを身をもって体験しました。

 

通常の生活のなかで、実は無感情なのに、仕事上や表面上で、その場で求められる行動や言動に合わせて、その場限りには感情をつくることもできるのですが、なんだかすべてが遠く、偽りのような気がします。

体は「勝手に」生きようとしている。心は?

体と心と思考が、ばらばらになっている感覚です。

それが急にまたふくらんだのが、ここ最近。

去年も、春はよくない季節でした。

 

このままじゃだめだと思い、昨日1日、なるべく自然に触れて歩いてみました。

どうにかしてリセットしたかった。

すぐにすべてが好転するとは考えていませんが……

神社で頭をさげて、木漏れ日を眺めて、水底の気分を想像して、開発地区の切り倒された木にもやもやして、木々のなかを歩いて、物見台で椿と竹と一緒に風に吹かれました。

 

4444円。

帰り道、買い物をした先での合計金額です。

思わず、レジの方と視線を合わせて「おっ?」となりました。

「初めて見ました」

「ゾロ目ですね」

「これは、いいことなのか、わるいことなのか……」

「ゾロ目ということで!」

ほんの短い時間でしたが、ちょっとお互い笑顔に。

 

それで、それがどうしたのかというと。

ものごとは、4444なのかなと思いました。

いいことなのか、わるいことなのか。

4444。

どちらで捉えるか。

 

今日もすっきりとしているわけではありませんが、やれること、やりたいこと、やらなきゃいけないこと、ただ単純に楽しいという感覚は取り戻せないかもしれないけれど、4444、少なくとも両面を見て、今日も明日もつづけていこうと思います。

 

混沌としたなかから、なにかをすくいとって、磨きあげて、形にできるように。

つくるときだけは、正直でいられるように。

 

とりとめのない経過報告です。

 

もし、似たように、どうにもならないような、すっきりしない人がいたら、とりあえず、今日だけなんとかやって、明日のことは明日の自分に任せちゃいましょう。

 

 

夜が来たら、もう今日の自分は終わって、さようなら。

ごめんね、明日の自分。あとはよろしく。

 

って。