猫に踏まれる型録


本の販売処です 

当店には二匹の猫がおります

気ままな猫に人間の規則は通じません

作業の間に机へ座りこむこともしばしば

猫の毛 猫の髭

混入のないよう注意しておりますが

体質に合わない方は品物をお求めの際 念頭に置いていただきますようお願い申し上げます


2017年


アカパナの手紙◇とくべつパン(限定生産15冊特別装丁版)

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手紙がつなぐ、ぶきっちょ家族のおはなし。

 

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町には〈アカパナパン〉と呼ばれるとびきりおいしいパン屋があります。

なんでアカパナパンなんて呼ばれるかっていうと、パン屋の主人は代々真っ赤なピエロの鼻だからです。その鼻はものすごく優秀で、三軒離れた家の夕食の調味料だって嗅ぎわけます。そういう鼻で上質の材料を選び、極上の焼きあがりを嗅ぎとるのです。

アカパナの家には娘がふたりいます。妹は奥さんに似たかわいい鼻。長女にはアカパナが伝わりました。

アカパナのせいで長女はいつも男の子たちにからかわれてしまいます。

「自分がこんな赤くてみっともない鼻をしているのはお父さんのせい」

長女はアカパナのお父さんとケンカして、家を飛び出し、停泊する船に乗りこみました。

お父さんはというと、酒場で呑んだくれ、あやしい人物と契約を交わします。

それは「雲と引き換えに、長女のアカパナを普通の鼻に治す」というもの。

長女は船に乗せられたまま東の大陸に、お父さんは西へそびえる世界一高い山を目指す旅に、それぞれ向かうことになったのです。

理由もわからないまま残されたお母さんと妹のもとへ、ふたりからの手紙が届き始めて、それぞれの時間が紐解かれてゆきます。

さて、長女のアカパナはきれいな鼻になるのでしょうか。

 

◇2017年10月6日販売開始◇全四章「アカパナパンの食べ方」「店主の手帖」収録◇文庫判72P ◇15冊限定特別装丁版 本文:オンデマンド印刷 +手製表紙 / 付録「お客さまへのお手紙」「荷札風栞」◇配送:クリックポスト¥164円(全国一律)

 

¥1,350

  • 僅少
  • お届け日数:3~5日

◇表紙の切手絵柄を3種類からお選びください(絵柄がなくなり次第終了します)

◇お選びいただいた絵柄とは異なる絵柄の「荷札風栞」を1枚付録します

「時計塔の街」

「シャツ」

「アオガエル」



アカパナの手紙 ◇ふつうのパン(通常版)

◇通常版/2017年10月6日販売開始/オンデマンド印刷/全四章+収録「アカパナパンの食べ方」「店主の手帖」/72P◇配送:クリックポスト¥164円(全国一律)

¥950

  • 僅少
  • お届け日数:1~3日

アカパナの手紙◇電子書籍版

電子本BCCKS販売開始 2017年7月30日

◇2017年秋頃 特製紙本販売予定(おはなしの喫茶室サイト並びにminne)



手製本「クレッシェンド」

crescendoは「だんだん強く音量を大きくして演奏する」という強弱記号です。

手のひらにおさまる、このちいさな本は、音が大きくなるように、言葉や気持ちがふくらんでいく物語です。

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目の見えない「彼」は雑踏の時計台に立ち、あるひとの足音を探しています。

それはいつかの日に彼の手を引き街を案内した女性です。

そのひとの靴音は、まるで星の落ちる音。

雲の溶ける音さえ聞こうとするその耳で、とうとう「彼」はよく似た靴音を捉えました。

でもその靴音は「彼女」ではありませんでした。

 

「彼女」ではない「彼女」は、「彼」の目が見えないことを知ると、「彼」の目になり、「彼女」を探すことを決めました

 

「彼女」からはじまったやさしい気持ち

それは、つらなって、ふくらんで、いつしか大きく響きます

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◇2017年6月11日発行◇手製本◇全28ページ/箱入り◇【本体】横33×縦53×高さ14mm【箱】横41×縦55×高さ18mm(個体差あり)◇2012年共同企画展「おんさ」出展品◇配送料クリックポスト全国一律¥164円

¥800

  • 僅少
  • お届け日数:3~5日

◇YouTubeで立ち読みできます



緑街

種を植えられた人間が植物と化しながら暮らす雨ヶ崎植物研究所、通称緑街。すべての住人が自由意志で街へ移住するなか、キイだけは騙されてやって来た。月へ触れようとして梅になったフウコ。腰から下が地面へ根づいたマダム・ピアノ。ふしぎな詩を歌う大銀杏の百年先生。最愛の鬼を失い腐敗していく水鉢画家。耳から発芽したギター弾きのミヤコグサ。両腕の代わりに羽根のような枝を得たアオキ。亡くした子と夫を心に抱きつづけるウキシマ。おしゃべりなラベンダー娘たち。隔離された森の屋敷にひとり生きるシェーレグリーン。さみしさを内包する住人たちと交流しながら暮らしを取り戻していくキイが、胸に生じた空洞を見つめる物語。

 

◇文庫判全156ページ

◇2017/2/11発売

◇配送:クリックポスト 全国一律164円

¥800

  • 在庫切れ

2017年2月:本文に2箇所誤字があり、正記を31Pと70Pに貼付させていただいております。

【ご案内/2017年4月】

本文には何種類か草木が登場します。その中のひとつ〈オヒシバ>はよく道端で見られ、茎や葉が丈夫でひとに踏まれる場所にも生えることができる草です。その〈オヒシバ〉が緑街では〈オシヒバ〉になってしまっています。そこで、オシヒバの情報を記した栞をつくりました。初版のみのご案内となりますが、緑街へはさんでお届けいたします。緑街のどこかに〈オシヒバ〉に姿を変えられた、かわいそうな〈オヒシバ〉がいます。姿を見つけていただけたら幸いです。

 

 


裏町映写室架空映画上映会記録簿

タロとハナは不思議な映画が大好きです。

ほんの数十秒だけの儚い物語、ひとりの男の一生に寄り添う八十年以上の長編上映。

ふたりが住むのは映画館のない町。

「いつか映画館をつくりたい」

それがふたりの夢です

「でも、今すぐにも町の住人に届けたい映画がある」

なので、ふたりは町のいたるところで、映画を上映して回ることにしました。

「夢を叶えるために夢を映す」

◇Twitterおはなし手帖@ohanasitechoでつぶやいたちいさな物語から架空の映画ポスターを起こし、タロとハナの上映活動の記録として、手づくりの本へ封じました。物語の入り口を集めた本です。不思議な夢の世界をどうぞお楽しみください。

◇2017年5月7日発売◇手製本◇限定22冊◇内容:八編の映画ポスターと上映記録◇サイズ:縦120×横117×28mm(個体差あり)◇配送:レターパックライト(全国一律¥360円)

¥1,600

  • 在庫切れ

名刺図鑑

架空のお店や人物の物語を綴った名刺のシリーズ


◇以下、完売した品物となっております。「コブの涙」「デンシンバシラ」につきましてはイベントで販売することがあるかもしれません。


2016年


「ミドリコ、」

海辺の町で暮らすミドリコ。

大切なひとを失った彼女は心を閉ざし、波のように繰り返す日々を生きる。

「わすれたくないの」

ひとり境界線に立ち、寄せる忘却に抗う。

 

「ミドリコ、」

月面から地球を眺めれば広がる青い海

そこへ立つ彼女を見つめる。

【紙本】コプティック製本/完売

紙本を立ち読みいただけます



2015年


コーヒートリのつくりかた

迷子の羊 雲をこねる詩人



2014年


角砂糖

オカシなメッセージカード


雨の商品型録

飴の商品型録


夜ノ街 R 

デンシンバシラ




2013年


@SugarlessMuddy印豆本

『桃と胡桃のチョコレートセット』

□桃本「恋の話」

□胡桃本「祈りのための鉱石」

『夜と空のキャンディーセット』

□夜本「Am2:23」

□空本「ポエットマーケットプレス」