その日、太陽がのぼる前、足元に気配を感じました。 やわらかな、軽い重み。 テンだ。と、睡りから戻る束の間にぼんやりと思い、そして驚いて起きました。 動ける体力があるはずがなかったから。 弱った心臓をびっくりさせないように、照明はつけずに、手探りで、尖った背骨の列と鉤尻尾を確認しました。 やっぱりテンでした。...
noteを退会するにあたり、ウェブサイトからテキストを読めるように進めています。 まるっと全文読めるテキストがほとんどになる予定です。 お気に召していただけたら、手製本などをお求めいただけますと幸いです。 テキストだけでは未完成。本の形になって完成する作品ばかりです。 猫に踏まれる型録にそれぞれ立ち読み品がありますので、ぜひどうぞ!
ウェブサイトでのブログを再開しようと思います。 以前ブログをやめたのは海外サイトからのスパムコメントやメールが多くなり面倒臭くなったのと、noteやTwitterで日々のことなど更新すればいいかなと思ったためでした。 なにかしらの活動をするための気力体力の割り当てどころを考え直したいなと、思いまして。...