春ですね。
5月1日は文学フリマです。前回11月は参加できませんでしたが、今回は新作を持って参加します。
こつこつと本をつくり、無料配布をつくり、名刺をつくり。
着々と参加の準備を整えております。
今回初おひろめになりますのは、昨年電子書籍でつくった「ミドリコ、」の紙版です。
紙はやっぱり、いいですね。
おはなしを紙が広げてくれる感じがします。
「ミドリコ、」は海辺の町が舞台です。
繰り返す日々のなか、忘却の波にさらされながら、なくしたくない記憶を守ろうと逆らうミドリコのおはなし。
繰り返す日々を波のような本文に綴じました。
白い月面模様の表紙の窓から見えるのは、いつかの遠い海。
文学フリマ用に10冊仕立てました。
minneには6月の夏至UPを目指して作成しております。
文学フリマへは「コブの涙」も持っていきます。
背中のくぼみ地帯には、駱駝が住んでいて、駱駝のコブにはひとの流しそびれた涙が貯まっている。
駱駝に失踪された「僕」は涙が止まらなくなってしまう。という、おはなしです。
文学フリマには初出「コーヒートリのつくりかた」も持っていきます。
ごきげんさんの時には「ヒーコー!」と鳴きます。コーヒー豆からつくるコーヒートリのつくりかたです。
そして恒例の文フリ限定テガキマメホン。
今回もTwitterのおはなしを一冊ずつ手描きで豆本へ封じました。
20冊ご用意いたしました。
最後にフリーペーパーのご紹介。裏には掌編「人魚の涙」を載せました。
会場のチラシ置き場と、ブース「シ13」に用意しますので、ご来場の方はどうぞポケットへ入れていってやってくださいね。
今回の文学フリマにはクルミドコーヒーさんが飲食でも出店されるということで、とても楽しみ。
行ってみたかったんだあ、クルミドコーヒー。
飲んでみたかったんだあ、クルミドコーヒーの水出しコーヒー。